4. 基本設定

TeraTermというVPSリモートコンソールを使って、アプリケーションの更新とVPSの日本語化をします。さくらVPSのコントロールパネルの左側のメニューにあるリモートコンソールでも問題ありませんが、操作やレスポンスに難があります。ここではTeraTermというソフトを使って説明します。まずは下記からTeraTermをダウンロード・インストールします。

TeraTerm

※ TeraTerm同様、さくらVPSのリモートコンソールでもサーバー設定は可能です。オススメはしませんが、さくらVPSのリモートコンソールを利用して当サイトを読み進めることも可能です。

※ 余談ですが初心者が挫折するならこのTeraTerm等での入力作業です。ただし慣れれば他のVPSやAWS等の設定をする際にも役立ちます。まず最初は頭で理解しようとせず、とにかく実践することをお薦めします。


注意事項:コンソールについて

TeraTermやさくらVPSのリモートコンソールの操作は特殊です。各キーで編集や設定保存などを行わなければいけません。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば問題ありません。コンソールの各キー操作 一覧を用意しましたので、目を通しておいてください(覚える必要はありません)
またTeraTermのメニューの編集→貼り付けから各コマンドを貼り付けることが可能です。コマンド入力が面倒な場合は、当サイトのコマンドをそのまま貼り付けてください。
※ さくらVPSのコンソールにも貼り付けるアイコンがあります


STEP.1:コンソールにログインしよう

まずはTeraTermを起動します。接続先を入力する画面になるので、ホストの欄にさくらVPSの仮登録完了メールに記載されているIPアドレスを入力します。TCPポートは22を入力し、OKボタンを押します。(下図赤線枠参照)



次にセキュリティ警告という画面になるので、続行ボタンを押します。
最後にSSH認証という画面になるのでユーザー名に root 、パスフレーズにさくらVPSの 仮登録完了メールに記載されているパスワードを入力します。(下図赤線枠参照)



OKボタンを押せば、TeraTermのコンソール画面が起動します。

STEP.2:パスワードを変更しよう

まずはさくらVPSの初期パスワードのままでは危険なので、任意のパスワードに変更します。TeraTermの [root@ ~]# と記載されている後に passwd と入力し、Enterキーを押します。(下図赤線枠参照)
次に任意のパスワードを入力し、Enterキーを押し、確認用のパスワードを入力すれば、新しいパスワードの設定完了です。任意のパスワードを入力する際に文字も表示されず、カーソルも進みませんが、気にせずに入力しましょう。


STEP.2:yum updateをしよう

次にコンソールにyum updateと入力し、Enterキーを押しましょう。(下図赤線枠参照)
yumというのは、VPSにあるアプリケーションを管理するコマンドになります。 yum updateをすることで、さくらVPSサーバーに入っているアプリケーションを全て最新の状態にしてくれます。 アプリケーションの更新が無ければ問題ありませんが、更新がある場合は更新するかしないかを Is this OK? [y/N] という確認メッセージが表示されます。更新する場合は、yを入力、Enterキーを押して更新してください。ちょっと時間がかかりますが Complete! というメッセージが表示されたらアプリケーションの更新は完了です。

コピペ用 → yum update
※ ↑ TeraTermのメニューの編集→貼り付けでコピペできます

途中でエラーが出た場合はさくらVPSの管理画面からVPSの再起動をしてください。


STEP.3:さくらVPSの日本語化をしよう

次にさくらVPSを日本語化しましょう。コンソールに vim /etc/sysconfig/i18n と入力(下図赤線枠参照)し、Enterキーを押しましょう。言語ファイルの設定を日本語にします。

コピペ用 → vim /etc/sysconfig/i18n



コンソールの画面が別画面に切り替わるので、LANG="C"の C の箇所を ja_JP.UTF-8 に変更します。 この際、キーボードの←→↑↓の矢印キーで移動します。まずは C の箇所にカーソルを合わせ、xキーを押すと C の文字が削除されます。 次にiキーを押すと文字を入力できる編集モードになるので、 ja_JP.UTF-8 と入力しましょう。(下図参照) ESCを押すと編集モードが終了するので、:wq を入力し、Enterキーを押してセーブします。
※ x は切り取り、i は編集モード、Escは編集モード終了、 :wq は設定を保存してセーブ、 :q 保存しないで終了するコマンドです。頻繁に使いますので把握しておきましょう。


STEP.4:作業用ユーザーの作成・設定

VPSを設定する際には、rootユーザーではなく、作業用のユーザーを作成して利用していくことが一般的です。新しいユーザーを追加するには「useradd」というコマンドを使います。ここでは仮に「sakuravps」という新規ユーザーを追加します。 コンソールに useradd sakuravps と入力し、Enterキーを押します。(下図赤線枠参照)

次にパスワードを設定します。パスワードの設定は「passwd」というコマンドを使います。ここでは「sakuravps」というユーザーのパスワードを設定します。コンソールに passwd sakuravps と入力し、Enterキーを押します。(下図赤線枠参照)

次に新しいパスワードをします。ここでも文字は表示されず、カーソルも移動しませんが気にせずに設定したい任意のパスワードを入力し、Enterキーを押しましょう。Retype new password というメッセージが表示されますので再度パスワードを入力し、Enterキーを押します。passwd: all authentication tokens updated successfully. というメッセージが表示されれば、作業用ユーザーの追加が完了です。

最後に「sakuravps」というユーザーに全ての権限を持たせる設定をします。 全ての権限を持たせるには「usermod -G wheel」というコマンドを使います。ここでは「sakuravps」というユーザーに全ての権限を持たせます。コンソールに usermod -G wheel sakuravps と入力し、Enterキーを押します。 (下図赤線枠参照)



これによって、あとで管理権限を使えるユーザーを制限することができます。

次にvisudoと入力します。これはsudoというコマンドを利用できるようにするためです。ちょっと理解しずらいと思いますが、おまじないだと思って深く考えずに作業しましょう。 コンソール画面に「visudo」というコマンドを入力し、Enterキーを押します。 (下図赤線枠参照)

コピペ用 → visudo

文字がズラッーと並んだ画面に切り替わります。ここでも特殊なキーボードの操作が必要となります。主要となるキーボードの操作一覧は下記の通りです。

i 編集モード
esc 編集モード終了
:q 保存せず終了
:q! 保存せず強制終了
:w 保存
:wq 保存して終了
/ 検索

特に:wqを押さないと設定が保存されないので注意してください。編集に失敗した場合は:q!で保存せずに終了しましょう。
さっそくですがここでは「/wheel」と入力し、wheelという記述の場所を検索します。「/wheel」と入力し、Enterキーを押して下さい。 (下図赤線枠参照)

コンソール画面が切り替わるので、# %wheel ALL=(ALL) ALL という箇所を探し、カーソルを移動します。 次にxキーを押して#の文字を削除します。さらにxキーを押して「%wheel」が行の先頭にくるようにします。 (下図赤線枠参照)

最後にEscキーを押して、:wqと入力し、Enterキーを押します。これで一連の作業用ユーザーの設定は完了です。 (下図赤線枠参照)

最後にsuコマンドをグループ内のユーザーだけが使用できるように設定します。コンソール画面に vim /etc/pam.d/su と入力し、Enterキーを押します。(下図赤線枠参照)

コピペ用 → vim /etc/pam.d/su

画面が切り替わりますので、#auth required pam_wheel.so use_uid と記載されている箇所の#をxキーで削除し、:wq と入力し、Enterキーを押します。(下図赤線枠参照)



これでさくらVPSの基本設定の完了です。お疲れ様でした!


5. 鍵認証の設定へ →